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痛みが強い人には麻酔をしています


治療としての脱毛

皮膚科の診療をしていますと, 多くの女性あるいは男性が太い体毛ののことで, 悩みをもっていることを知らされます。女性では, すね毛, わき毛, を剃っているうちに毛が太くなり, たびたび毛包炎を起こして,ちょうどニキビのように紅く腫れる, という悩みを多く聞かされます。 男性では, 濃いあごひげを毎日剃るのが苦痛である, 毛包炎も起こしやすいという悩みを訴えられます。その解決策としては永久脱毛が効果的です。

これまで種々の永久脱毛法が研究されてきましたが, 1996年頃からレーザー脱毛法が開発され, 近年はこの方法がもっとも安全で確実,かつスピーデーな永久脱毛法として認められるに至っています。最新のレーザー治療は半導体レーザーを使用するもので す。コヒーレント社(米国)の半導体レーザー装置は1999年4月に米国FDA(日本の厚生省)によって唯一, 永久脱毛レーザー装置として認可された装置です。




日本では2000年11月, 厚生省が, 高出力レーザーによる脱毛術は医療行為である,との通達を出し, 確実な効果が期待できる高出力レーザー脱毛は医療機関でしか行えなくなりました。

<おことわり>
このレーザー脱毛治療は米国では15年以上の実績があります。 これまでの当院の8年の経験でも, いったん消失した毛は再生していない, という印象を強く持っていますが, それでも"永久" ということを証明できる年限はへていません。この点 おことわりさせていただきます。





標準的治療は6〜8回必要です。

脱毛のレーザー治療は1回では終了しません。だいたい6〜8回(2〜8W毎)の治療が標準です。ただ, 細い毛まで徹底的に脱毛しようとすると, さらに回数を重ねる必要があります。

体毛はずっと同じ状態で生えつづけているわけではありません。体毛のうち、身体の表面に出ているのは全体の3分の1、残りの3分の2は 皮膚の下で新たな毛をつくる準備をしています。現在見えている毛をレーザーで壊しても新たに1〜2カ月後には休止していた毛が生えてきます(成長期)の で, それらが太くなるのを待って破壊します。



コヒーレント社のレーザー装置を導入しました。

最初に脱毛レーザーとして確立されたのはアレキサンドライトレーザーですが, これは皮膚から離して照射するため, かなりの痛みがあり, ヤケドも起こしやすいという欠点がありました。それに対してこの半導体レーザーの大きな特徴は, レーザー照射面が冷却されており, 直接皮膚に密着させて効率よく毛孔を破壊(永久脱毛)し, 皮膚に与えるダメージが少ない(痛みが少ない) という点です。エネルギーを大きくして細い毛まで処理できるのが特徴です。




レーザー発光端子を皮膚に当てたところです。先端部は冷却されていますから, ひんやりします。


レーザーを発光させた瞬間です。実際は赤く光りますし, こんなに大きく光が広がるようには見えないのですが, 露出オーバー気味の写真にするとこうなりました。



レーザー脱毛時の表面麻酔について


レーザー治療を進めてゆくと細い毛が残ってきます。細い毛を破壊するにはレーザーの出力を上げなくてはなりません。そうすると, どうしても痛みが強くなります。特にヒザ下では痛みを強く感じる人が多いのですが, そのような方に表面麻酔法で痛みを和らげる施術を行っています。

具体的には, 施術予定部位に麻酔クリームを塗ります。その部分をサラン ラップでくるんで約1時間待ちます。そうすると痛みを感じなくなります。

施術後, シビレたような感覚は5-6時間続きますが, 筋力が麻痺したりすることはありません。車を運転したり, 歩いたりするのに支障はありません。ただ, 麻酔効果が切れたときに, レーザー効果による本来の脱毛の痛みが若干感じられるかもしれません。しかし, これは麻酔なしで感じる痛みよりずいぶん弱いものです。

麻酔代金は, 両ヒザ下で, 2100円, 両ワキで1050円です。




具体的には


レーザー脱毛のために, 毛を伸ばす必要はありませんが, 毛を抜いたり, 脱色してはレーザー治療が無効になります。また, 治療のために, 化粧品を買っていただくことはありません。


18才以下の方は保護者の同意が必要です。


脱毛治療は保険外(自費)診療です。

TEL で予約をしてください。

施術料金

施術に要する時間と回数を勘案して以下の新料金で受付させていただきます。(消費税 込み料金)


麻酔の加算料金は, 毎回請求させていただきます。(両ヒザ下で, 2100円, 両ワキで1050円)

なお, 部位ごとに最初の施術から3年で以下の料金体系は終了します。(既に治療された方で, 2年を経過して, なお効果が不十分な方はお申し出ください。)

小範囲のスポット照射は315円/照射 にてお受けします。(4回目以降でも同じ料金になります)



レーザー脱毛 FAQ

Q: 痛みはありませんか?
A:
弱い出力(初期治療)では,ほとんど痛みを感じません。出力を高めるとゴム輪でパチンと軽くはじかれるくらいの痛みがありますが, 通常,局所麻酔処置は行いません。ただ, 脱毛が進むと細い毛が残ってきます。それらをさらに破壊するには,出力を高くしなければなりません。そうすると, どうしても痛みが強くなりますので, 我慢できない方には, 麻酔クリームによる, 表面麻酔をやっています。(麻酔の項目 をごらんください)

Q: やけど(熱傷)したりしませんか?
A:
細い毛を脱毛するためには,高出力照射が必要です。そのときに, 日焼け直後の色素沈着が強い肌ですと, 強い痛みを感じたり, 軽い火傷を起こすことがあります。ただ実際には4-5日で収まる程度の紅斑, 毛嚢炎程度が大部分です。その意味では, 腕, すね, など日焼けしやすいところは冬の時期に施術を受けるのが安全で, 効率的です。しかし, 当院のレーザー装置は,直接,皮膚を冷却しながらレーザーを照射するので, 従来のレーザー装置に比べて, その危険性はきわめて低くなっています。

Q: 術前の注意はどんなものがありますか?
A:
(1). 施術部位を日焼けさせないこと。日焼けした皮膚は, 大きなメラニン顆粒を産生しているので, レーザーを吸収しやすく, やけどを起こしやすくなります。
(2). 施術希望部位の毛を抜かない, 脱色しない。毛にレーザーを吸収させて, その熱で毛の組織を破壊していますので,毛がないと, あるいは毛が黒くないと効果が出ません。なお, 毛を剃るのは問題ありません。長いようでしたら, 術前に剃毛します。ただ, 施術前の2日間くらいは剃毛しないほうが, 毛の方向がわかって施術には効果的です。

Q: 時間はどれくらいかかりますか?
A:
初回は両ワキ(30分), 両ヒザ下(60分), くらい必要です。二回目以降は その半分くらいの時間です。初回は時間の余裕をもって受けていただくことをお勧めします。

Q: 当日はどんな服装で受診したらよいのでしょうか?
A:
施術希望部位が簡単に露出できる服装なら,何でもかまいません。

Q: 術後の注意は?
A:
当日の入浴はシャワーだけにしてください。翌日からは特に制限はありません。

Q: お試し照射はやっていますか?
A:
ご希望があれば無料でお受けします。お気軽にご相談ください。

Q: 妊娠中でもOKですか?
A:
レーザーは放射線ではありませんから, 胎児に影響することはありませんが, 多少の痛みはありますから出産後に受けられるほうが無難です。その他, 心臓臓疾患, 出血性疾患, 悪性腫瘍, 皮膚疾患を有する方, ケロイド体質の方にはお勧めできません。



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